タイコム社はCS Loxinfo株式をAIS子会社に売却
タイの上場の衛星通信事業者、タイコムThaicom(THCOM)は、
ADSLプロバイダー、インターネット通信を手掛けるCS Loxinfo
(CSL)株式をAISの子会社、アドバンスドワイヤレスネットワーク
(AWN)に売却すると発表しました。
総取引額は19億5078万バーツになります。
CS Loxinfo(CSL)は、タイの有力インターネット・メディア企業の
1つです。
タイコムは子会社DTV Service社を通じて42.0%のCSLを
保有していました。
3社はすべてシンガポール系のテマセク・ホールディングス社が
親会社ですが、CSL株式をAISに売却することで関連会社の経営構造を
統合し、事業戦略を最適化するタイコムThaicom事業再編計画の
一部であるとしています。
2017年現在、タイコム社は財務上および国家通信規制上の課題に
直面しているためCSL株式の売却は運転資本・投資資金を調達する
戦略の一部になるとしています。
タイコム社(THCOM)は衛星事業、通信衛星事業を展開しています。
同社は2016年にアジア・太平洋地域、欧州・アフリカ等を受信域に
含む衛星を打ち上げています。
タイコム8号(IPSTAR 2)はタイコム4号(iPSTAR)後継機となる
高速インターネット衛星で、受信域はタイ、南アジア、アフリカを
カバーしています。
また、タイコム9号も計画中です。
同社子会社にはCSロックス・インフォ社、DTVサービス社、
ラオ・テレコム社、カンボジア・シナワトラ社などがあります。
2017年度上半期の売上は55億1100万バーツ、
純利益4億7500万バーツでした。
CSロックス・インフォ(CSL)社はインターネットデーター
センターサービス、ネット接続サービス、印刷・出版、
モバイルコンテンツサービス、イエローページなどの
広告冊子サービスなどを展開しています。
2017年度上半期の売上は14億1000万バーツ、
純利益1億5400万バーツでした。
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