タイ財務省はピコ・ファイナンスの事業免許を増やす
タイ財務省は低所得者が正式な借り入れや融資を受けられる
ようにするため、ピコ・ファイナンス事業免許数を17年時点の
141社から200社まで増加させる計画です。
財務省傘下の金融政策局Fiscal Policy Office(FPO)によると、
対象地域40県にある141の承認済ピコ・ファイナンス貸し手は
すでに4200万バーツを融資し、平均貸出額は31,000バーツと
発表しています。
タイ財務省では貸し手の少ない地域で正式事業者にピコ・ファイナンス
免許を付与し、闇金融業者を利用することを避けさせる目的があると
しています。
金融政策局省庁の基準では、ピコ・ファイナンス規模の事業者は
最小登録資本金500万バーツを保有し、その事業を特定の県に
限定することを要求しています。
また、借り手1人当たり50,000バーツの融資に最大+36%の年率と
制限されています。
これ以上の融資の場合はナノ・ファイナンスを策定しています。
ナノ・ファイナンス事業者は借り手1人当たり100,000バーツの
融資限度額と年率+36%の上限利子率で、ビジネス融資のみ
貸し付けが可能です。
一方でタイ全国の貸出サービスを提供することができます。
ナノ・ファイナンス事業者は最低登録資本金5,000万バーツが
要求されます。
タイ財務省は、低所得者、国家福祉と補助金スキームを導入し、
闇金融の広がりを防ぐためタイ政府貯蓄銀行Government Savings
Bank(GSB)、タイ農業協同組合金融Bank for Agriculture and
Agricultural Cooperatives(BAAC)と協力し、地下銀行などからの
借り換え政策を進めます。
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