ASEAN証券取引所構想は進まず
アセアン地域での相互取引を目指すAsean Linkageには
シンガポール証券取引所(SGX)、マレーシア証券取引所(BURSA)、
タイ証券取引所(SET)、インドネシア証券取引所(IDX)、
フィリピン証券取引所(PSE)、ベトナム(ホーチミンと
ハノイの2証券取引所)の合計7つの証券取引所が加入しています。
Asean LinkageではASEAN資本市場の成長と投資機会向上を
目指しています。
より広い範囲の投資家に多くの投資機会をもたらすことで
アセアン資本市場の成長を促進することを意図しています。
2012年からはアセアン・トレーディング・リンクが
シンガポール証券取引所(SGX)とマレーシア証券取引所(BURSA)
にて開始され、その後タイ証券取引所(SET)が加入しています。
同3か国は7つのアセアン取引所の時価総額2兆USドルの中の約2/3
を占めています。
しかし、これまでにあまり相互間投資のメリットを活かせていません。
多くの国内証券会社では証券取引コストの発生、取引プロセスの複雑化、
株式取引通貨決済の相違などで手数料が高く、
普及が進んでいませんでした。
その結果、ASEANリンケージプログラムは2017年9月内に終了を
目指すとしています。
一方、タイ証券取引所(SET)ではオスロ証券取引所(ノルウェー)、
チッタゴン証券取引所(バングラディシュ)と協力・提携への覚書を
交わしています。
この記事へのコメントはありません。