タイの電子決済QRコード統一で大手銀行などが協力
タイ中央銀行Bank Of Thailand(BOT)は
タイ銀行協会(TBA)やクレジットカード大手などと協力し、
QRコード(2次元バーコード)の統一規格導入を発表しました。
2017年10月以降の利用開始を目指しています。
タイ政府が推進している電子決済の普及促進のため、
スマートフォンなどでQRコードを読取り決済を行うシステムの
利便性を高めるとしています。
同システムは金融機関やカード会社、電子決済サービス会社が
異なっていても、各社の携帯端末向けアプリケーションを使い、
同じQRコードを読み取れるようにするような仕様です。
本プロジェクトに協力しているのはタイ銀行協会(TBA)や
アメリカのVISA、中国銀聯カードなどのクレジットカード大手、
電子決済サービスの業界団体のタイ電子決済取引協会(TEPA)、
銀行間決済システム運営のナショナルITMXなどがあります。
既にカシコーン銀行(KBANK)、アユタヤ銀行(BAY)、
サイアムコマーシャル銀行(SCB)などは電子決済、
スマートフォン決済を進めています。
口座間送金、振り込みなどもスマートフォンで可能ですが、
今後QRコード決済普及によりさらにインターネット決済ビジネスも
加速すると見られています。
また、タイのアピサック財務相は、2017年1月に始動した
国家電子決済システム、「プロンプトペイ」の登録者が3,150万件を
突破したことを発表しています。
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