タイの野菜ジュース大手、マリー・グループはプレミアムフルーツジュース市場を狙う
タイの野菜ジュース飲料大手、マリー・グループ(MALEE)は
プレミアムフルーツジュース市場を狙うとしています。
最終ゴールを”Health-driven global F&B firm”
健康志向のグローバル食品・飲料企業と掲げ、
6000万バーツ以上を投じて高級フルーツ飲料市場シェア獲得を
進めます。
同高級飲料市場は50億バーツであるとしています。
同社は3つの積極的な戦略として、新しいパッケージングデザイン、
飲料製品ポートフォリオの再編、マーケティングコミュニケーション
を挙げています。
まず200ml飲料容器パッケージを刷新し、環境にやさしいイメージ戦略を
推し進めます。
続いて2017年末までに高級フルーツジュース市場シェア10%を
取りに行くとしています。
また、売上比率予測としては、やや低迷する予想であるタイ国内40%と
拡大している海外輸出分60%で相殺する見通しです。
海外輸出国はカンボジア、フィリピン、インドネシア、中国本土です。
2017年下半期の高級フルーツジュース部門は、フルーツジュース全体市場
140億バーツの中で3分の1を占めています。
高級フルーツジュース部門では、タイの富裕層消費者にアプローチして
原材料選択から生産および包装までプロセスのあらゆる段階で環境に
配慮し、高付加価値を提供するとしています。
新商品として消費者に理解しやすい4つの配色カテゴリを使用します。
ビタミンCを多く含有させた商品はオレンジ色、
一般的なフルーツと野菜ミックス商品は濃い緑色、特別な果物の
ジュースは紫色、特に健康的なイメージの野菜果物ミックス商品は
薄緑色とします。
マリー・グループ(MALEE)の2016年度業績は
売上65億7800万バーツ、純利益5億3000万バーツでした。
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