タイの石炭生産最大手、バンプー社は楽天と電力小売り展開
タイの石炭生産最大手、バンプー(BANPU)社は、
楽天と電力小売り・再生エネルギーなど環境産業分野の
提携を発表しています。
日本での電力小売り事業などで連携しビジネス開発を進め、
バンプー社の石炭事業、発電事業などのノウハウを
組み合わせるとしています。
同社は当初石炭開発でスタートし、その後発電事業へも
展開してきました。
2016年度業績は売上850億9200万バーツ、
純利益16億7700万バーツでした。
バンプー社は既に日本の各県で太陽光発電施設を稼働し、
電力事業へ参入しています。
また、東南アジア石炭採掘最大手として中国とインドネシアへも
展開しており、インドネシア・カリマンタン島にトゥルバインド鉱山、
ジョロン鉱山などを保有しています。
インドネシア証券取引所上場企業のインド・タムバンガラヤ・メガウ
(ITMG)Indo TambangrayaMegah 社は、バンプー(BANPU)社の
子会社で、バンプーミネラルズ(シンガポール)が73.7%
保有しています。
バンプー(BANPU)社は2015年業績で7230万バーツの純損失を逆転、
2016年で16億バーツの純利益を計上しました。
世界の石炭価格が過去数年にわたり下落基調となり、
バンプーは電力およびユーティリティに事業を多角化し始めました。
その後、新子会社Banpu Powerバンプー・パワー(BPP)を2016年に
新規上場させています。
この記事へのコメントはありません。