シンガポールの医療・観光産業に関して(2)ラッフルズグループ
IHHヘルスケアはマレーシア国内でも上場しています。
マレーシアではジョホールにあるRegency Specialist
Hospital、ムラカにあるMahkota Medical Centreとの
医療契約を結んでいます。
マレーシア部門では成長見通しを出しています。
マレーシア政府の誘致政策、医療ハブ支援として外国人観光旅行者
(特にインドネシア富裕層)の患者数はマレーシアで増加している
としています。
シンガポールの医療費よりも15%~30%は低くなることや、
さらにマレーシアの通貨リンギットが安くなっていることも背景に、
医療目的の観光旅行者数は伸びていく見通しです。
マレーシアの観光旅行者数は2015年度2572万人でした。
マレーシアに訪れる医療目的メディカルツーリズム観光者数は
11年で64万人だったのが2016年には92万人まで伸びています。
同社とライバル関係になるのはラッフルズ・メディカルグループ
Raffles Medical Group(RMG)です。
同社はシンガポール証券取引所(SGX)へ上場しています。
同社はターゲットとして中国人富裕層、中東富裕層へ
注力しています。
シンガポール以外にも中国、日本、ベトナム、カンボジア
など13都市で展開する同社は医療クリニック、医療機器、
医薬品卸売などを手掛けています。
子会社にはRaffles Hospital社、Raffles Diagnostica社、
Raffles Research Labs社、Raffles Chinese Medicine社
などがあります。
2016年度業績は売上4億7361万Sドル、純利益7021万Sドルでした。
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