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エアポートオブタイランドなどを巡る汚職問題

タイ国家改革推進会議(NRSA)反汚職小委員会は、
スワンナプーム国際空港・ドンムアン国際空港の
両空港で免税店の独占事業権を得ている免税品販売会社、
キングパワー(未上場)が契約条件に違反して不当な利益を
得ていたとして、キングパワー社、エアポートオブタイランド社
(AOT)、それぞれの役員関係者、中央汚職裁判所へ告発しています。

両社が結託したことで不当にエアポートオブタイランド(AOT)への
売上を減額させたとし、被害総額は140億バーツ以上になると
しています。

タイ政府は軍事政権期間内に不正撲滅や警察組織改革、
ワイロや汚職問題の解決を進めることに取り組んでいます。

エアポートオブタイランド社(AOT)はタイの大規模空港を管理する
国営企業です。
同空港公社は1979年に設立され、2002年に民営化されました。
上記空港以外にもチェンマイ国際空港、ハジャイ国際空港、
チェンライ国際空港を運営し、タイ証券取引所(SET)には
2004年にIPOを実施して上場しました。
同社はタイ財務省が70%の株式を保有する大株主です。
2016年度業績は売上527億8300万バーツ、
純利益195億7100万バーツでした。

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