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タイの栄養ドリンク大手、カラバオは蒸留酒市場へ参入

タイの栄養ドリンク大手、カラバオCarabao(CBG)社の
会長であるSathien氏はタイ国内蒸留酒市場へ参入する
と発表しました。
タイのアルコール市場は1000億バーツ以上であり、
同社はアルコール市場の10%を目指す計画です。

チャイナート県に蒸留酒工場を30億バーツで建設し、
2018年末までに生産開始、市場シェアの10%を取ると
しています。
蒸留所はアセアンで最も近代的な設備で1日150,000リットル
の生産能力を有します。

タイはサトウキビのバガス、米、トウモロコシなど原材料が
豊富にあることからアルコール飲料製造の東南アジア地域拠点
となる可能性があると考えています。
また、アルコールのパッケージングやボトリング、近代的設備、
生産技術などのサポート業界で近隣国との差別化が出来ると
しています。
ASEAN地域の唯一の競争相手はベトナムです。

カラバオ社ではタイ国内消費者にアルコール飲料のアピールを
していきます。
2017年5月からタワンデーンブランドで28%、30%、35%
および40%アルコールの米酒類製品をそれぞれ発売しました。

同社は既存の酒類販売店20万店のうち40%をカバーできる予定で、
最終的にその90%を目指します。
総アルコール飲料市場の中で800億バーツがコメのウイスキーであり、
年間+2~3%増で成長しています。

カラバオCarabao(CBG)社は栄養ドリンクの大手企業です。
2016年度業績は売上101億1200万バーツ、
純利益14億8900万バーツでした。
ただし会長であるSathien氏はカラバオグループの傘下企業に
ならないとしています。

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