シンガポールのスーパーグループがタイのコーヒー市場参入
シンガポールの飲食品メーカー、スーパーグループSuper Group
(ST10)は、タイ国内インスタントコーヒー市場全体が飽和している
にも関わらず、プレミアムインスタントコーヒー部門に事業可能性を
期待しています。
シンガポール証券取引所(SGX)上場のスーパーグループは、シリアル、
飲料、カフェパウダー、即席食品の製造、パッケージ、卸売を行う
企業です。
2017年3月にJacobs Douwe Egberts社が同社を買収しています。
そのためSUPER社は5月にシンガポール証券取引所(SGX)から
非上場化しています。
同社の子会社であるSCML(Thailand)社は”Super Coffee”、
“Essenso MicroGround Coffee”の2つのブランドを展開していて、
チャチェンサオ県にて製造を進めタイ国内で展開していく計画です。
2016年までEssenso MicroGround Coffeeはマレーシアから
輸入していました。
タイのコーヒー市場全体は2017年度に約+4%増の360億バーツを
超える見通しです。
そのうち約200億バーツはインスタントコーヒー市場(粉末状)
であり、残り160億バーツは缶・即席飲料コーヒー市場となる
見通しです。
しかし、インスタントコーヒー市場は過去10年間の年間成長率が
以前は好調でしたが、+4%にまで低下して飽和状態に陥っています。
スーパーグループSuper Group(ST10)社では、
2017年度にSuper Coffeeブランドで42億バーツ、
Essenso MicroGround Coffeeブランドで2億バーツを
目指しています。
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