タイの建設市場で活躍するMAI(二部市場)上場ゼネコン企業
タイの建設セクターにはタイ政府のメガプロジェクト次第で
大型インフラ開発の恩恵を受ける可能性の大きい企業が
数多くあります。
メガプロジェクトには国営鉄道、高架鉄道、地下鉄、空港、
港湾などの開発予定案件が控えています。
特に2017年は政府系投資予算が民間投資予算よりも
大きくなる可能性が高いとし、ゼネコン各社では入札獲得に
注力するとしています。
タイ証券取引所二部市場(MAI)の不動産分野には17社が
上場していて、建設系、建設デザイン、不動産開発関連などが
多いのが特徴です。
・バンコク・デックコン Bangkok DEC-CON(BKD)社
ビル建設事業者で内装工事、デザイン、リノベーション、
家具製造ブランド“I-RELAX”などを手掛けています。
・J.S.P.プロパティ J.S.P. Property(JSP)
中堅規模の不動産開発会社で商業施設”Miami Bangpu”、
“Tulip Square”、”Sampeng 2″などを開発、
住宅開発では”JSP Residence”ブランドが有名です。
・キングスメン・CMTI Kingsmen C.M.T.I(K)
デザイン・建設事業の他に展示イベント事業、博物館事業なども
手掛けます。
・ニルヴァーナ・ダイイ Niravana Daii(NDA)
ビール大手シンハーグループが買収を発表した企業です。
戸建て住宅がメインでフェンスやアルミサッシ、ドアなどの建材も
生産します。
・スマート・コンクリート Smart Concrete (SMART)
コンクリートブロック製造会社で建設資材やコンクリートブランド“SMART”、
“BLOCK-YEN”などを展開しています。
・スター・サニタリーウェア(STAR)
タイ国内で“STAR”ブランドの水回り製品、トイレ、水洗設備を製造・
販売しています。
※2017年6月、スター・ユニバーサル・ネットワークStar Universal
Network(STAR)へ社名変更。
・BTウェルス・インダストリーズBT Wealth Industries(BTW)
2016年6月に新規上場、鉄鋼・鉄骨部材、建設、太陽光発電などを
手掛けます。
・チェワタイ Chewathai(CHEWA)
シンガポールTEE Group傘下の不動産開発会社で、
主にコンドミニアム、工業団地用工場・倉庫などを開発しています。
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