タイのサイアム・コマーシャル銀行傘下でフィンテック企業のデジタルベンチャーが硬貨の自動交換機を発表
サイアム・コマーシャル(SCB)銀行傘下でフィンテック企業の
デジタルベンチャーDigital Ventures社が硬貨の自動交換機を
発表しています。
同機械では直接銀行預入、モバイル端末決済、eウォレット、
寄付などが可能になるとしています。
同機械は毎年1回開催される17th Money Expo Bangkok
第17回マネーエキスポで発表されました。
今回のEXPOでは、SCB銀行各支店へ配備される前の試験的導入で
製品改善フィードバックを得るための出店であるとしています。
2017年のタイ財務省のデータによると、およそ500億枚の硬貨が
確認される中で約290億枚の硬貨が流通しています。
これらの硬貨の約10%は古い硬貨(収集・コレクション目的)で
自宅保管されていたりするため対応が難しいとしています。
タイでも今後キャッシュレス社会となるため硬貨利用が
減少していく予想があり、自動化されたコイン・マシンが
導入されることで硬貨原材料となる金属輸入を減らすだけでなく、
消費者の利便性を高めるとしています。
こうしたコイン・マシンが導入されれば、一般消費者は
利用しなくなった硬貨などを銀行口座に直接入金したり、
LINEPayやPayPalなどのeウォレットに転送したり
財団や慈善団体に寄付することが可能になります。
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