タイのタナチャート銀行はデジタル化で経費削減を目指す
タイの中堅銀行、タナチャート銀行(TCAP)は、業界平均レベルに追いつく
ため、デジタルバンキングなどによる利益対経費比率削減を目指します。
最高財務責任者のAnuwat Luengtaweekul氏は、手数料ベースの収入向上
と営業経費管理デジタル化をより進めることで利益率向上と経費削減を
狙います。
タナチャート銀行の利益対経費比率は52.2%であり、タイ国内銀行業界の
平均42~43%を上回っています。
タナチャート銀行ではデジタルバンキングシステム化へ移行するため
2014年~16年の間に30億バーツの投資予算でプログラム変革を
実施してきました。
各支店でのサービス向上へ40%、デジタル&サイバーセキュリティへ
30%、残りは銀行系規則への対応するための予算としました。
同行ではデジタルトレンドに移行しつつも、リアル店舗でのニーズも
まだまだ強い影響力を持つとしています。
トラディショナルタイプの店舗と2つの革新的なビジネスモデルを投入し、
Thanachart Expressサービス、Thanachart Nextオンラインサービスを
進めていきます。
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