タイの固定ブロードバンド事情に関して
1990年代、タイのISPインターネット・サービス・プロバイダーは
タイ通信公社主導で発展し、全てのISPがタイ通信公社
(現CATテレコム)の管理が必要でした。
しかし通信事業自由化以降は業界再編でブロードバンド料金は
低下していき、TRUE、3BB、TOTなど大手3社が会員を獲得している
状況です。
TRUE社が提供するTrue Internetは衛星・ケーブルテレビ
「True Visions」や携帯電話キャリア「True MoveH」を有する
True Corporation(TRUE)傘下のISPです。
2009年に当時の大手ISPであったKSC Commercial Internetの株式を
買収し、インターネット接続業界に参入しました。
(サービス名称”TRUE Spuer Speed Fiber”)
Triple T Broadband(3BB)は、大手通信・IT 企業、
ジャスミン・インターナショナル・グループ傘下のISPです。
2011年に6Mbps=590バーツの低価格ブロードバンドサービスを
提供し、市場シェアを握っています。
(サービス名称”3BB FTTx”)
TOTタイ電話公社は政府100%出資の通信事業者です。
固定電話、携帯電話、ADSL、国際専用線などで展開していて、
ISP事業にも古くから参入しています。
(サービス名称”TOT Fiber 2U”)
AIS社は旧タクシン系シン・コーポレーション傘下企業でしたが、
現在はシンガポールのテマセク・ホールディングス社傘下と
なっています。
光ファイバー通信サービス”AIS Fiber”を2015年から参入開始
しました。
2016年末時点で30万件の顧客を獲得していて、今後は100万件を目標
としています。
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