タイの衛星通信、タイコム社は新たな衛星タイコム9の開発を計画
シンガポールの国営投資会社、テマセク・ホールディングスが
出資している、インタッチ・ホールディングスIntouch Holdings
(INTOUCH)社は旧タクシン財閥の通信会社です。
2006年にタクシン元首相よりシンガポールテマセクへ売却されました。
当時の名前はシン・コーポレーション(SHIN)でした。
携帯電話キャリア1位のAIS、衛星通信のタイコム(THCOM)や
インターネットADSL通信のCSロックスインフォ(CSL)などを傘下に
収めています。
2017年2月同社はタイのデジタル通信省と2017年第2四半期までに
タイコム社打ち上げ予定のThaicom9のブロードバンド衛星に関する
法令関係をクリアにすると発表しています。
タイコム(THCOM)社はタイで衛星通信事業を展開する企業で、
インタッチ社が41%出資しています。
これまでも同社とタイ通信省との間でThaicom7、Thaicom8衛星に関して
タイ放送通信委員会National Broadcasting and Telecommunications
Commission(NBTC)のライセンス下で運営されてきました。
2017年現在タイコム社はパートナーとしてCATテレコムへ打診し、
Thaicom 9開発計画を希望していて、投資額は88億バーツを越える
予定です。
2016年5月、同社はアメリカのスペースX社のファルコン9ロケットで
タイコム8の衛星事業打ち上げに成功しています。
タイコム8はタイコム(THCOM)社が運用する通信衛星で、今後南アジアや
東南アジアなどに対して通信サービスを提供するとしています。
タイコム(THCOM)社は大型ブロードバンド通信衛星タイコム4
(IPStar1)など衛星を運営するほか、タイでインターネット接続などの
事業を行っています。
2016年度の業績は売上120億6900万バーツ、
純利益16億1100万バーツでした。
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