タイの石油化学製品製造企業、ビニタイが旭化成に買収される
日本の旭化成は2016年12月にタイの石油化学製品製造企業、
ビニタイVinythai(VNT)社の買収を発表しました。
2017年2月、同社株式6億9651万株(持ち株比率58.7%)の
取得買収手続きを完了しました。
株式取得価格は約104億バーツ、2017年第1四半期から決算へ反
映されます。
2016年度業績は売上158億8700万バーツ、
純利益11億2300万バーツでした。
ビニタイ社は元々はCPグループ系企業で、ベルギー資本のソルベイ社
との合弁で誕生しました。
その後、ベルギーの化学最大手ソルベイは2009年に塩化ビニール樹脂
(PVC)大手、ビニタイVinithai(VNT)に対する株式公開買い付け
TOB実施で大半の株式を取得しています。
当時の構成は以下のようになっています。
1.Solvay Vinyls Holding AG 50.0%
2.PTT Global Chemical (PTTGC) 24.9%
3.SOLVAY VINYLS HOLDING AG 8.7%
4.Charoen Pokphand Holding 1.7%
主な製品はPolyvinyl chloride(PVC)などの製品で、石油化学製品、
プラスチック製品、パイプ製品、建設資材製品などを多数扱います。
生産工場はマプタプット地区にあります。
子会社にはAdvanced Biochemical (Thailand)社、
Vinythai Holding Pte社などがあります。
この記事へのコメントはありません。