タイの渋滞発生状況と渋滞予測アプリなどに関して(1)
タイにおける自動車の登録台数は2014年末時点で3583万台と
なっています。
バンコク都内中心地の大通りは、一方通行で抜け道が少なく、
袋小路になっている道路が多いのが特徴です。
そのためすべての車が幹線道路に集中し、大規模な渋滞を
引き起こしています。
また、渋滞が引き起こされる要因には電車などの大量交通輸送
機関が発達していないことも挙げられます。
バンコク郊外からバンコク都心へ出勤する人の多くは車を
使っています(またはMRTAバス)。
そのため郊外から都心へ向かう道路は朝に大変な渋滞となり、
逆に夕方は都心から郊外へ向かう道路が大渋滞を起こします。
政策面での要因は、これまで固定資産税、相続税、贈与税が
発生しなかったこともあり、古くから土地を保有している
地主の影響力が強いため、日本のような都市計画開発がしにくい
点が挙げられます。
特に雨期などで大雨が降ると一気に渋滞が激しくなり、週末金曜、
さらに給料日当日などになると最悪レベルの渋滞が発生します。
このため、タイ人でも最近は時間をずらして帰宅する傾向も
出てきています。
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