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タイのバンチャーク石油はカナダのリチウム鉱山の株式を取得

タイのバンチャーク石油Bangchak Petroleum(BCP)では、
4250万カナダドルを投じて、カナダリチウム鉱山開発の
Lithium Americas Corporation(LAC)の株式5000万株を
取得するとしています。
今回の買収はリサイクルエネルギー発電、リチウム電池に
利用される資源の獲得を目的としています。

CEOのChaiwat Kovavisarach氏は、今回の取引は子会社である
BCP Innovation Pte Ltd(BCPI)を通じて行うとしていて、
天然資源事業への参入と企業価値を高め、リスク分散するため
であると同時にエネルギー事業への付加価値向上になると
コメントしています。
バンチャーク石油のLAC持ち株は7020万株となり、6.7%から
16.4%まで増加する予定です。
今後20%まで持ち株比率を高めたい考えです。
LAC社はリチウム鉱山をおよそ200万トン保有し、20年~30年間
採掘可能であるとしています。

バンチャーク石油(BCP)はタイ国営石油(PTT)が大株主となる
企業で、石油精製、ガソリン小売を行っています。
バンチャーク・グリーンガソリンスタンドの経営では、
ガソリンや石油製品を販売しカフェなども併設しています。

2016年度には発電所ビジネスユニットを分離して、
バンチャーク石油(BCP)の子会社で、発電企業のBCPG
バンチャークパワージェネレーションがタイ証券取引所に
IPOしています。
BCPG社はタイ国内で太陽光発電事業を展開していて、
130MW規模まで拡大しています。
そして今回リチウム鉱山への投資をさらに進めていくとしています。

バンチャーク石油(BCP)の2016年度第3四半期までの業績は
売上1053億2000万バーツ、純利益36億4100万バーツとなっています。

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