タイの石炭・発電大手、バンプーはアメリカのシェールガス権益を獲得
タイの石炭・発電大手バンプ―Banpu(BANPU)はアメリカの
ペンシルバニア州にあるシェールガス権益を10.24%獲得したと
発表しています。
アメリカ北東部でのプロジェクトは、シェールガス埋蔵量
1330億立方フィートを持っていると推定されています。
同社持ち株分比率で一日あたりおよそ1800万立方フィートの
生産力があるとしています。
同プロジェクトは、10,000エーカー以上の土地で170以上の掘削を
進める計画です。
これはバンプー社における2つ目のプロジェクトで、
既存のシェールガスのポートフォリオに併せ貢献していく
見通しです。
2016年4月にはアメリカペンシルベニア州のシェールガス
開発プロジェクト、Chaffee Corners Joint Exploration
Agreement(JEA)チャフィー・コーナーズ・ジョイント・
エクスプロレーション・アグリーメントの権益29.4%を
1億1200万USドルで取得したと発表していました。
同プロジェクトに関しても出資比率を引き上げ検討していると
コメントしました。
取引が完了した場合、JEAでバンプーの出資比率は29.4%から、
34.4%へ上昇します。
バンプーは2015年業績で7230万バーツの純損失を逆転、
2016年第3四半期までに7010万バーツの純利益を計上しました。
世界の石炭価格が過去数年にわたって下落基調となり、
バンプーは電力およびユーティリティに事業を多角化し始めました。
その後、新子会社Banpu Power(BPP)バンプー・パワー(BPP)を
2016年に新規上場させています。
バンプー(BANPU)社の2016年度第3四半期までの業績は
売上593億7700万バーツ、純利益1億6800万バーツとなっています。
バンプー・パワー(BPP)社の2016年度の業績は新規上場したばかり
であるため、売上と純利益はまだデータが発表されていません。
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