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2017年度タイの天然ゴム協会では、ゴム価格相場は反発、価格上昇と期待

タイの天然ゴム協会では2017年度ゴム価格相場は反発し、
価格上昇すると期待されています。
自動車産業はまだ横ばいが続くものの、タイ南部での洪水被害や
農園の不作なども影響して供給量が下落するために価格が
上昇する見通しです。
2017年1月の洪水の影響で天然ゴム生産の5%分が減少する
予測が出ています。

タイの天然ゴム生産量は年間で450万トンで、総生産量の80%が
タイ南部です。
ゴムの相場は2011年に上昇したものの、その後大きく
下落しています。

タイ上場企業で天然ゴム最大手のスリトラン・アグロインダストリー
(STA)では既に株価に反映されており、12月1日で17.00バーツだった
株価は1月12日に24.80バーツまで上昇しました。

同社はタイ南部を中心にゴム農園、天然ゴム採取、加工・販売・輸出を
手掛ける大手企業です。
同社の会長はViyavood Sincharoenkul
ビヤウッド・シンチャロンクン氏、
代表取締役はキティチャイ・シンチャロンクン
Kitichai Sincharoenkul氏です。

1987年に設立され天然ゴム製造・加工を中心に世界的に
展開しています。
Technically Specified Rubber(TSR)、
Ribbed Smoked Sheets(RSS)、
Concentrated Latexなどの年産能力は152万トンとなっています。

同社ゴム生産加工工場は27箇所、タイとインドネシアの2カ国で
生産中です。
2015年末時点の天然ゴム農園の敷地面積は8,264ヘクタールです。

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