タイの郵便公社、タイポストは2016年の業績を発表
タイの郵便公社タイポストThai Post Co.,Ltd(未上場)は2016年の
業績を発表しています。
売上は250億バーツで2014年の220億バーツから13.6%増となっています。
純利益は35億バーツと当初目標の30億バーツから増加しています。
増収の背景は商品配達・物流サービスによるもので、2016年の売上全体の
42%を占めています。
郵便物の売上比率は37%で、金融サービスは6%となっています。
タイポスト社は元々はタイ通信公社Communications Authority of
Thailand(現在のCAT Telecom)の郵便部門がスタートで、
公社化したのは2003年になります。
郵送、運送、切手など小売り、通信、金融為替サービスなどを
展開しています。
2012年度の売上は182億バーツ、純利益11億バーツでした。
2017年の売上目標は260億バーツで純利益は33億バーツの見込みと
なっています。
タイ国内の郵送業はタイの郵便局、THAILAND POSTが
ほぼ独占状態でしたが、近年はケリー・ロジスティクス
“Kerry Logistics”などの民間物流会社が次々と参入していて、
Eコマースの普及と共に物流事業市場が大幅に伸びています。
モーターバイクによる物流サービスも参入が始まっていて、
LINEタイランドが展開するLINE MANや、レストランデリバリーの
FoodPandaの利用率も伸びています。
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