タイの高級私立病院、バムルンラード病院の2016年度通年は前年同レベル
タイの高級私立病院、バムルンラード病院では2016年度通年が
ほぼ前年同レベルになると予測しています。
当初予測では8~10%の売上増でしたが、Dr.Chan Tanphiphat副会長は
中東などからの患者が減少していることを挙げて売上はそれほど伸びない
とコメントしています。
バムルンラード病院は外国からの患者比率が51%を越えていて、
2015年では年間延べおよそ66万人を受け入れています。
10年ほど前は20万人前後でしたが、ここ数年でタイのメディカル
ツーリズム産業は急速に成長しています。
バムルンラード病院(BH)は単体の病院としてはタイ最大規模の
私立総合病院で、554病床数を持ち、タイで初めて国際認定JCIを
取得した高い医療水準を誇ります。
日本語通訳や日本語を話す医師が多数勤務しているほか、
日本人医師の医療コーディネーション・ドクターとタイの医師免許を
取得した日本人医師が在籍。
欧米人やアラブ人の受診者も多く、海外からの受診者のためにサービス
アパートメントも併設されています。
施設内にはハラル認証を受けた食事が提供できるレストランも多数あり、
中東から定期健診や治療目的で訪問する患者も増加しています。
同病院はバンコク・ドゥシットメディカル(BDMS)社が23%の株式を
出資していて、近年はイスラム教患者向け、中東向けサービスを
強化すると共に、近隣の土地買収、新規の病棟建設を進めています。
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