タイの第2位セメント企業サイアムシティ・セメントが第3四半期までの業績発表
タイのラタナラック財閥が展開するタイ第2位セメント企業の
サイアムシティ・セメントSiam City Cement(SCCC)では、
2016年度は競争が激しくなり前年比ほぼ同レベルと予測しています。
タイ国内での需要は大きく伸びないため、新規に海外展開の
子会社を増やしていく方針です。
2016年はバングラデシュ、スリランカへ展開しています。
2016年1月~9月期の業績では売上247億バーツ、
前年同期比5%増、純利益は30億バーツ、前年同期比-16%でした。
マイナスになった部分は買収に関する費用も入れていて、
スリランカでは2016年8月に完了、買収した会社名をSiam City
Cement(Lanka) Ltdとしています。
2016年8月、サイアムシティ・セメントはスイスのセメント世界最大手、
ラファージュ・ホルシムLafargeHolcimのスリランカ子会社、
ホルシム・ランカの株式99%を約131億バーツで取得すると
発表していました。
同社はスリランカ国内セメント市場の大手であり、南アジア展開で優位な
ポジションを取れると判断しました。
2016年度内に同社子会社INSEE Cement Holdings社がHolcim (Lanka)
Ltd,98%以上の株式を取得します。
2015年にスイス系ホルシム社は同社株式27.5%をシンガポールに本拠を
構えるJardine Cycle & Carriage Ltd(C07)に売却しています。
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