バンコク首都圏の不動産市場に関して、第4四半期ではスローダウンする方向
バンコク首都圏の不動産市場に関して、第4四半期ではスローダウン
する方向になり、およそ4,000戸数については発表・販売開始を
2017年度に遅らせると予想されています。
タイ不動産情報センターReal Estate Information Center(REIC)
では多くのコンドミニアム開発企業が新規案件を遅らせる方針を
検討していると分析しました。
一方で一戸建て・タウンハウスの開発企業はまだ需要があるため、
販売も継続していく方針であると見ています。
同センターによると、2015年度同時期には29,000戸数が
新規販売されましたが、2016年は当初の予測24,000戸数から
20,000戸数へ下落しています。
2016年の1月~9月の9ヶ月間で、バンコク首都圏で販売された
新しい住宅戸数は前年同期比-8.7%減で313プロジェクト、
70,200戸数でした。
全体として2016年にバンコク首都圏で新規販売される住宅戸数は、
52,000戸数のコンドミニアム、一戸建て・タウンハウス42,000戸数
を含む、94,000戸数と推定されています。
2015年の107,000戸数から下落する見通しです。
一方で、タイ地方のピサヌローク不動産協会はタイ国内地方は
緩やかな伸びの状況であり、今後もタイ政府が進める地方インフラ
プロジェクトで恩恵を受ける可能性があるとしています。
バンコク都~チェンマイ県を結ぶ高速鉄道プロジェクト、
国鉄の複線化プロジェクトなどが挙げられています。
また、コンケン不動産協会では地方もスローダウンするペースで
あるものの、民間不動産市場は近い将来大きく回復すると
期待しています。
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