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タイの2016年後期広告市場について下方修正の見通し

タイメディア協会は2016年下半期の広告市場の見通しを上半期と
比較し-8%と予測しています(2016年10月前半発表の予測)。
ニールセンタイランドでは2016年9月の広告市場は前年同月比
0.4%減、96億バーツであったと発表しました。
デジタルTV、ラジオ、映画館、屋外広告、大量輸送機関広告などは
好調でしたが、新聞、雑誌、ケーブルTV、衛星TVなどの旧来型
広告媒体で苦戦しています。

2017年以降にタイで国民総選挙実施が年の後半に控えていることもあり、
同協会では広告関連市場拡大を予想していました。
しかし、プミポン国王崩御により、大型スクリーン広告、娯楽的イベント、
新規キャンペーンなどの自粛が広がり11、12月以降は広告出稿減の
予測が出ています。

国王崩御の発表があった10月13日の夕方以降、タイでは大型商業施設前の
デジタルサイネージ、大量輸送交通機関のデジタル広告、
一般企業のウェブサイト、SNSを使った広告などは一斉に自粛モードに
なりました。
イベント興行事業者、広告事業者全体での見通しは下方修正の可能性が
大きいと分析されています。

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