By: Adam Kinney – CC BY 2.0

タイ国内でMVNO：mobile　virtual　network　operators
（MVNOs仮想移動体通信事業）を展開するホワイト・スペース
White　Space社では、Penguin　Cellularサービスの加入者が
順調に伸びていることを発表しています。
同社は2016年3月から事業を開始、2016年9月末時点で30万件の
加入者がいるとしています。

同社は2016年度末までに50万回線の契約を結べるとして目標を
上方修正しました。
同社のサービスはタイ国営通信公社(CAT)の通信網を借りて
利用するもので、タイ国内利用者へ低料金3Gサービスを
提供しています。

同社ではタイの携帯電話普及率はほぼ飽和しているものの、
まだ伸びる余地は十分あり、バンコク都心以外の地方の利用者へ
フォーカスするとしています。
同社は元々DTAC社にいた経営陣が独立して設立した企業です。

契約プランは、主に若者向けには199～399バーツ/月額、
シニア向けに300バーツ以上/月額のプリペイドSIMカードを
提供しています。
同社の資本金は4億2100万バーツで、1億バーツは事業開発、
4000万バーツはマーケティングキャンペーンに利用します。

2016年時点でタイ国内には30のMVNO業者が存在していますが、
活動をしているのは10社以下となっています。