タイの二部上場の工業セクターに関しての解説
タイの二部市場の工業分野は33社が上場していて、工業製品、
自動車部品関連などが多いのが特徴です。
その中でも2社上場しているのがサリー・グループです。
サリー・インダストリー(SALEE)はタイ二部上場のプラスチック
成形メーカー。
傘下企業には金型事業サリー・エンジニアリング社、
樹脂用接色剤マスターバッチ製造のサリー・カラー社(COLOR)があり、
サリー・カラー社は2011年にMAI市場へ上場しました。
同グループは顧客に日系企業も多いです。
持ち株会社VIVインターケム社が両社に出資しています。
SALEE社の2015年度業績は売上9億8300万バーツ、
純利益3300万バーツ。
COLOR社の2015年度業績は売上8億6600万バーツ、
純利益3300万バーツでした。
包装品の二部上場企業も多く、プロディジー(PDG)社は飲料水のボトル、
食用油のボトルなどを製造。
パンジャワタナー・プラスチック(PJW)社は工業系プラスチック包装品で
潤滑油ボトル、液体洗剤ボトル、殺虫剤・肥料系ボトル、
また業務用乳製品のボトルなども扱っています。
タイプラスパック(TPAC)社も包装系の企業で食品、飲料、ホームケア、
化粧品関係のボトルを製造。
また、メジャー・計測器の販売でも有名です。
タイプラスパック(TPAC)社と同じような名前のタパコ(TAPACO)社は
プラスチック部品などを扱います。
ユニミットエンジニアリング(UEC)はLPGガスタンクの製造、
UACグローバル(UAC)は発電事業・石油化学品を扱う企業、
ユニオン・ペトロケミカル(UKEM)社は化学品・アルコールの
生産企業です。
この記事へのコメントはありません。