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タイ国内自動車部品製造のアーピコ・ハイテックは弱気な予想を維持

タイ国内自動車部品製造のアーピコ・ハイテックAapico Hitech
(AH)社では2016年度後半も自動車業界の成長は保守的な予測を
しており、タイの自動車産業はまだ弱含みであると判断しています。

同社では今後投資先をインド、マレーシア、インドネシアに向けていく
計画です。
買収もしくは合弁を検討していますが、過去に買収案件で
うまくいかなかったケースも経験していることから、より慎重に
事前調査を進めていきます。

一方で、2020年度までに売上300億バーツ、アジアでの自動車部品企業
トップランクを目指す計画をしています。
海外売上比率を伸ばし 現在の24%から50%まで増やします。

1996年に設立された同社は3つの事業(自動車部品、カーディーラー、
ナビゲーションシステム)があり、タイ、中国とマレーシアにも
展開しています。
生産工場はバンコク都内、サムットプラカーン県、アユタヤ県、
チョンブリ県、ラヨーン県の5カ所。
総売上の76%がタイになります。

2016年度は4億バーツを準備し、機械メンテナンスなどに投資します。
16年度上半期の業績は売上76億5000万バーツ、純利益2億8800万バーツ
と好調でした。
通年予測では160億バーツを達成できるとしています。

Aapico社は1985年にタイで操業を続けていた部品・冶具・金型メーカー
であるAuto Parts Industries Coの設備を受け継ぐ形で設立された
企業です。
マレーシア人のYeap Swee Chuanイエップ・シー・チュアン氏が購入し、
社名もAapico Hitech Public (AH)と社名変更しました。

トヨタ、いすゞ、マツダ、GM、フォードなど自動車メーカーの
自動車部品製造で、ジグ、ダイス、ボディフレームなどを生産。
日本商社の双日が出資しています。
顧客はホンダやトヨタなど日系企業であり、各日系自動車メーカーの
ティア1などを手掛けています。
また、Ford、Honda、Mitsubishi、Hyundaiの4つのディーラー事業を
展開しています。

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