タイ・東南アジアの国際企業における企業買収と合併の動き
Willis Towers Watsonの調査によれば、タイ・東南アジアの
国際企業における企業買収と合併の動きが大きく増加するか
可能性があるとコメントが出されています。
過去3年でタイの複合企業は大きな買収案件を次々と進めてきました。
2014年度だけでもタイ企業によるM&A案件の合計額は40億USドルとなり、
前年比で2倍となりました。
2015年度のタイ企業による買収額はFortune Global 500の中でも
高い割合を占めました。
多くのタイ企業は財閥、ファミリー形態が多く、多角化方針を進め、
積極的にスピードの速い展開を行っています。
Willis Towers Watson社はアジアにある50社を調査、タイの財閥も
調査対象としました。
同社では6つの判断軸でグローバル化戦略、グローバルガバナンス、M&A、
DNAカルチャー、リーダーシップ、多様化と包括などを定義。
多くのアジア企業は直接的な集中管理型が多いとしています。
過去のタイ関連の大型買収案件としては
2013年MUFGがタイのアユタヤ銀行買収へ、総額約5600億円
2013年タイのCPオール、サイアム・マクロを66億ドルで買収
2016年カジノ傘下のタイ小売り大手ビッグC、TCCが31億ユーロで買収
2016年タイ小売り大手セントラル、ベトナムのビッグCを10億ユーロで買収
などがあります。
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