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タイのラムサム財閥系大手商社、ロクスレーは傘下に新会社設立

タイのラムサム財閥系大手商社のロクスレー(LOXLEY)は
3社の情報通信新規企業と1社の食品関連会社を設立したと
発表しました。

通信関連事業の子会社ロクスレー・ワイヤレスLoxley Wirelessは
その傘下に新規完全子会社3社を設立しました。

LWSN Co.,Ltd社は海底ケーブルと情報通信システムを扱う企業で
資本金は100万バーツとしています。
LWTN Co.,Ltd社は光回線と情報通信システムを扱う企業で資本金は
100万バーツとしています。
Loxley Wireless System Integrator Co.Ltd社は
情報通信システムと政府・民間の情報関連機器を扱う企業で、
資本金1,000 万バーツです。

また、サプリメントの製造販売などを行うLoxtrade Specialty
Innovation Co.,Ltdを、資本金500万バーツで設立しました。
化粧品・サプリメントなどのメーカー、スペシャルティ・イノベーション
が49%を出資しました。

ロクスレー社の2016年度第1四半期の業績は売上33億3200万バーツ、
純利益1億2100万バーツでした。

しかし、タイ政府では海底インフラプロジェクトに関しては
外国人事業法、国家予算局によって海外資本オーナーシップによる
開発は認められないとしています。
2016年時点でタイ電話公社TOTが2つの海底ケーブルプロジェクト、
タイ通信公社(CAT)が6つの海底ケーブルプロジェクトを
保有しています。

現在タイ政府では50億バーツを掛けて海底ケーブルインフラ整備を
進めています。
背景には急速にニーズが高まるインターネット利用でのデータスピード
向上のため整備を早める必要に迫られています。
9年前からのタイの国際間インターネット速度は+81%まで上がっていて、
1秒間で2テラバイトまで増加しました。
2020年度までに1秒間で38テラバイトまで増加させる計画です。

2016年3月にはタイ政府では来たるデジタルエコノミーに向けて
200億バーツの予算を組みハード面でのデジタルインフラ整備を
指示しました。
今後の課題としてCAT単体の事業とするか、法律の改正などで
海底ケーブルインフラプロジェクトの整備を進める必要性があると
しています。

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