タイの大手独立発電系上場企業に関して
タイのエネルギー・リソースセクターでの発電系企業で、
タイ最大の配電・送電企業はタイ発電公社(EGAT)ですが、
同社は上場していません。
(※2006年、EGATを上場させる計画があったものの、中止。)
2015年にバンコク北部ノンタブリー県にある複合火力発電所の
資産に投資するインフラファンドを設立し、North Bangkok
Power Plant Block1 Infrastructure Fund(EGATIF)の
コードで上場しました。
同社はタイ国内に電力を供給している国営企業で、
英語名称はElectricity Generating Authority of
Thailandです。
EGATの略称で英字紙などでは表記されています。
実際に独立発電系として上場している企業は
ラチャブリ・エレクトリシティ・ジェネレーティング・
ホールディングス(RATCH)社、エレクトリシティ・ジェネレーティング
(EGCO)社、グローエナジー(GLOW)社などが大手となっています。
2015年にはPTTグループ傘下の発電企業であるGPSC社が
上場しました。
同社は、天然ガス・石油関連を主なビジネスとするタイ国最大の
上場企業PTT社グループが100%保有する発電事業子会社で、
PTTグループの発電事業を集約・強化する目的で2013年に設立されました。
PTTグループ内火力発電所、コジェネレーション:熱電併給プラント、
太陽光発電所などに出資・運営しています。
発電容量は計1315MWとなっています。
Independent Power(Thailand)社とPTT Utility社との統合で
誕生した企業です。
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