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タイ水産物加工最大手・ツナ缶財閥、タイ・ユニオン・グループの解説

タイの水産物加工最大手・ツナ缶財閥タイ・ユニオン・グループ(TU)は、
タイを中心にエビ・ツナ缶・魚介類工場を持ち、欧米やアジアへ輸出を
行う企業です。
代表者はティラポン・チャンシリーThiraphong Chansiri氏。

創業者は華人出身のグライソーン・チャンシリー氏で、
1977年設立の小さなエビ生産工場から始まり、欧米企業向けのM&Aを
繰り返すことで急成長を果たしました。
アジア通貨危機の1997年には破綻した米大手を37億円で、
リーマン・ショック後の2010年には仏最大手MWBrands社を860億円で
傘下に収めています。
MWBrandsはヨーロッパでの海産物マーケットリーダーで、
John West Petit Navireブランドを展開していました。

タイ・ユニオンは2015年度に社名とブランドを変更し、
「タイ・ユニオン・フローズン(TUF)」から「タイ・ユニオン・グループ(TU)」
となりました。

TU社の2015年度業績は売上1272億バーツ(3600億円規模)、
純利益53億バーツ(160億円規模)でした。

・主なグループ傘下上場企業
タイ・ユニオン・グループ(TU) (水産加工品、エビ、ツナ、ツナ缶の製造・
販売)

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