タイのチャロンポカパーンフーズ(チャロンポカパーン・グループ)の解説
チャロンポカパーン・グループは2016年現在、会長のタニン・ジラワノン
Dhanin Chearavanont氏が率いています。
チャロンポカパーンフーズ(CPF)は同グループの農業分野の旗艦企業で、
CPFの2015年度売上は4394億バーツ(1兆3225億円規模)、
純利益110億バーツ(331億円規模)でした。
現在はタイ国内で最大の食品企業となっています。
同グループは謝家(チエンワノン家)が基礎を作ったコングロマリット
(複合企業)で、家畜用飼料の製造業者として設立した後に多角化を
進め、エビの養殖・販売や鶏肉の生産・加工・販売なども取り扱いを
始めました。
農業分野以外に食料品分野を中核事業として通信分野“TRUE Group”、
不動産分野”CP Land”、コンビニ分野”CPALL”などにも進出し、
全部で8つの分野(農業、食品、小売り、外食レストラン、不動産、
携帯・固定通信、工業・ゴム製品、有料放送)で事業を
展開しています。
タイ国外ではASEAN各国や中国など中心に世界13カ国に進出。
特に中国へは積極的に進出し、正大集団(チアタイ集団)として
知られ、中国最大の外資系企業となっています。
・主なグループ傘下上場企業
CPオール(CPALL):タイ国内コンビニエンスストア最大手
TRUE コーポレーション(TRUE):タイ国通信大手・携帯電話キャリア3位
マクロ(MAKRO):タイ国内卸・会員制ハイパーマート
CPタワーグロースリース・プロパティファンド(CPTGF):不動産投資信託
この記事へのコメントはありません。