タイの国民投票が2016年8月7日(日曜)に実施予定
タイでは2014年5月に反タクシン派のデモが過激化したこともあり、
陸軍がクーデターを宣言、2016年現在まで暫定軍事政権が
続いています。
2014年クーデターにより軍事政権を運営しているタイ暫定議会は
任命制の上院が首相指名に加われるようにする憲法の草案提案を
まとめ、2016年8月の国民総投票で是非を問うことを決定しています。
タクシン派政党のプアタイ党、野党であった民主党のアピシット元首相
それぞれでは、軍事政権が作成した憲法案に反対を表明しています。
軍政側ではプラユット首相が軍政トップに事実上の全権を与える暫定憲法
44条を行使して憲法草案に反対するタクシン派、または政治活動家の
取締強化を進めています。
軍政は2014年当初、2016年に総選挙を実施するとしていました。
しかし2015年軍政の憲法起草委員会が取りまとめた新憲法案を自ら否決させ、
再度憲法起草作業を行うと表明、次期選挙のスケジュールを
先送りしていました。
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