マレーシアのジョホール州が運営するコングロマリットのジョホール・コープがスリランカへ
ジョホール州が運営するコングロマリットのジョホール・コープ
Johor Corp(JCorp)が2016年にスリランカへの投資を進めます。
CEOのDatuk Kamaruzzaman Abu Kassim氏はヘルスケアと農業の
2つの事業でスリランカへの進出を検討しているとコメントしました。
Johor Corpはジョホール州政府によって設立された投資会社です。
アブドル・ガニ・オスマン州首相が会長を務め、40年以上にわたり
ジョホール州の開発と経済的成長を推進してきました。
ジョホール州の経済特区イスカンダル・マレーシアでの工業団地開発、
住宅整備、パーム油産業、ヘルスケア産業、飲食業等に携わっています。
マレーシア証券取引所(BURSA)には不動産投資信託で上場しています。
Johor Corpは2015年度に不動産投資信託セクターで上場しました。
Al-Salam REITとして、Al-Aqar Healthcare REITに次いで2番目の
リート上場になります。
イスラム金融のシャリア規律に従った金融商品です。
Al-Salamでは31の不動産資産を展開し、総面積152万平米フィートを
保有します。
2016年度の純利益予想は5870万リンギ、売上はRM7940万リンギとなる
予定です。
Johor Corpでは2016年度末までに3億~4億リンギをAl-Salam REITへ
投じます。
同REITの資産は2~3年後までにRM20億リンギとなる予定です
(2015年10月時点では9億リンギ)。
同REITではMenara JCorp, Menara 238, Menara VSQ,
Galleria@Kotarayaなどの資産を投入していく計画です。
Johor Corp社が運営する食品・レストラン事業、QSR Brands(M)Holdingsが
運営する資産も含まれます。
Johor Corpはマレーシアの複合企業で、プランテーション、ヘルスケア、
食品・外食レストラン、不動産開発を手掛けています。
旧社名はJohor State Economic Developmentです。
同社は外食チェーンをまとめるQSR Brands Bhd社(QSR)とKFC Holdings
Malaysia Bhd(KFC)を保有しています。
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