台湾の銀行がタイのランド&ハウス銀行へ35.6%の出資を発表
台湾の中国信託商業銀行CTBC Bankはおよそ166億バーツ出資して、
タイのランド&ハウス銀行を展開するLHファイナンシャルグループ
(LHBANK)のの筆頭株主になることを発表しています。
ランド&ハウス銀行は住宅ローンを中心に展開する銀行で、
ランド&ハウス(LH)グループの100%子会社でした。
既存株主であったランド&ハウス(LH)とクオリティ・ハウス(QH)は
株式の希釈を受け入れ、21.9%・13.7%へと株式比率を下げ、
2016年度第3四半期までに変更を行います。
LHファイナンシャルグループの2015年度業績は総資産で1996億バーツ、
純利益16億5100万バーツで15年末時点で127の支店を展開しています。
ファンドマネジメントのLand and Houses Fund Management社、
証券会社のLand and Houses Securities社、
アドバイザリーを行うLand and Houses Advisory社も
同グループ会社です。
同行はタイの地場財閥への出資協力も依頼していましたが、
今回、台湾系銀行との戦略的パートナーシップを結ぶとしています。
CTBC Financial Holdingは台湾最大規模の民間銀行で、14か国・106の
支店を展開しています。
総資産は15年末で3兆6546億台湾ドル(1090億USドル規模)となります。
15年度の純利益は397億台湾ドルでした。
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