タイのデジタル放送分野の競争が激化
タイで始まったデジタルTV放送では17社が参入していますが、
そのうち7社は2016年度損益分岐を越える見通しであるとコメント
しています。
デジタル放送を管理監督するタイ国家放送通信員会
National Broadcasting and Telecommunications
Commission(NBTC)では開始3~5年は苦しむ時期になると
予想しています。
タイ政府ではアナログTV放送からデジタル放送への促進のため、
政府で受信機購入支援を行い、1世帯690バーツのクーポンを
配布しました。
2016年度末までにはタイの総世帯の60%がデジタル放送受信可能な
家庭になると予測しています。
一方で苦戦を強いられているデジタルTV放送会社の筆頭として
タイTV:Thai TV Co社ではThaiTVデジタルニュースステーション、
MVTVファミリーチャンネルの支払いを拒否しました。
ジャスミン・グループ系のモノ・テクノロジーMono Technology
(MONO)では、デジタルTVのMono 29チャンネルを展開。
同社では第3四半期までで売上14億1800万バーツ、
純利益マイナス3億5800万バーツでした。
デジタル放送新規参入企業の苦戦の一方でメディアビジネスの経験が
長い3社は売上と純利益が良い方向に向かっています。
音楽・芸能大手のGMMグラミーGMM Grammy(GRAMMY)では
第3四半期までで売上73億4500万バーツ、純利益1億4300万バーツと
なっています。
音楽・芸能大手のライバル社であるRS(RS)では第3四半期までで
売上24億9700万バーツ 純利益では30万バーツでした。
デジタル放送チャンネル8の事業の投資が影響したとしています。
英字紙・経済紙の大手ネーション・マルチメディアNation Multimedia
Group(NMG)では第3四半期までで売上23億4800万バーツ、
純利益で8100万バーツでした。
広告収入、2つのスタジオからの売上が貢献したとしています。
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