タイとチリとのFTAが発行し、7855品目で関税撤廃
タイ・チリ間自由貿易協定(FTA)が2015年11月発行されました。
7855品目(全商品の92.4%相当)の関税撤廃となります。
296品目が2018年、283品目が2020年、センシティブ項目147品目は
15年の発行後8年以内に撤廃されます。
タイ輸出分野では即時撤廃される自動車、セメント、合成樹脂、
水産缶詰、ゴム、宝石・ジュエリー等の分野が関税率の撤廃恩恵を
受けて、タイ輸入分野は銅などの鉱石輸入でメリットを得る
見通しです。
サービス分野では、デザイン、法律サービス、エンジニアリング、
コンピュータ卸小売、生産関連サービスを含むほぼすべてのサービスで
タイ資本100%の投資が認められます。
南米のチリは南アメリカ南部に位置する共和制国家で、
東にアルゼンチン、北東にボリビア、北にペルーと隣接しています。
首都はサンティアゴ・デ・チレ。1818年にスペインより独立しました。
人口は1700万人、名目GDPは2,770億ドル(13年度)で一人当たりGDPは
IMF統計で14,479USドルとなっています。
今後タイ商務省ではヨーロッパとのEPAや南アジアのパキスタン、
中東トルコとの2国間FTA交渉も準備中であるとしています。
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