タイ財務省では2015年度末内に1800億バーツの6つの大規模開発
タイ財務省では2015年度末内に1800億バーツの6つの大規模開発
プロジェクトを承認し、遅れているタイ経済の回復を目指すと
しています。
一部が含まれるのはタイ地方の複線化プロジェクト、大量輸送機関
プロジェクトです。
タイ政府ではBOI政策の恩典拡充や事業認可の迅速化で、海外からの
投資も期待しています。
これにより2015年度のGDP成長率は+2.9%、2016年度は+3.8%を
期待しています。
メガプロジェクトはPPP官民パートナーシップ(public–private
partnership)や国家予算、インフラファンド”Thailand Future
Fund”で資金を賄う計画です。
参画を希望する企業へ対してもソフトローンを提供します。
また、タイの財務省では2015予算年度(14年10月~15年9月)の
政府収入は2兆2100億バーツ、予算作成目標を-6.4%で1170億バーツ
下回ったと発表しました。
タイの国内景気減速と石油安により付加価値税収と石油所得税収が
予想を大幅に下回り、法人所得税も目標以下となっています。
財政局では2015年度の歳入不足については財政健全性に大きな懸念を
引き起こさないとし、2016年度予算年度はインフラ執行などの
景気刺激策により税収も上向くと予想しています。
2015年10月から16年9月の2016年度歳出総額は2兆7200億バーツ。
政府は各政府機関に、予算法成立前に予算が付く投資プロジェクトの
調達・任用準備を進めるよう指導をしています。
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