タイのサハ・グループとPTTグローバルケミカル社が覚書でメーソート経済特区で開発
タイの総合消費財最大手サハ・グループの持ち株企業、
サハ・パタナーインターホールディング(SPI)とタイ国営の
石油公社PTT傘下の化学大手PTTグローバルケミカル(PTTGC)では
ミャンマー国境と接するタイ北西部メーソート経済特区に
プラスチック製造業を誘致する覚書に調印しました。
PTTグローバルケミカルはタイ国営石油(PTT)の子会社で最大の
石油化学メーカーです。
同社は石油精製、石油化学を展開していて、旧PTTケミカル社と
旧PTTアロマティクス・リファイニング社との合併で誕生しました。
15年時点の主要株主は
1.PTT Public 48.8%
2.Thailand NDVR 9.6%
3.STATE STREET BANK 2.5%となっています。
2015年度の上半期業績は売上で3096億1900万バーツ、
純利益では158億1200万バーツとなっています。
サハ・パタナーインターホールディング(SPI)はサハグループの
投資会社で、レンタル、サービス、工業団地、物流などを
展開しています。
特に工業団地はシラチャ地区(チョンブリ県)、カビンブリ地区
(プラチンブリ県)、ランプーン地区(ランプーン県)などで
展開しています。
15年時点の主要株主は
1.Chokwathana 15.3%
2.ICC International 9.7%
3.Sahapathanapibul 6.7% となっています。
両社はMOUの中で工業団地開発を共同で進めていくことに合意。
ターク県において特別区のメーソートで消費財の生産、
石油化学品生産などを1000ライ近い土地で開発を進める計画です。
この開発ではタイの投資委員会の認可も得ることで最大8年間の法人税減免、
機械などの輸入関税ゼロなどの恩典を得ることが出来るとしています。
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