インドネシアのすず鉱採掘大手、ティマは純利益は下落、売上は上昇
インドネシアの上場企業国営企業PTティマは売上上昇と高い販売量にも
かかわらず、2015年上半期利益の下落となっています。
同社の上半期では総売上で前年比17%増、3兆2200億ルピアでした。
純利益112億ルピアで96%下落となっています。
前年同期は3343億ルピアでした。
背景には販売コストが大きく上昇、2.95兆ルピア掛かりました。
販売量は14096立方トンをを販売。
前年比45%増でした。
販売量は増加したもののコスト増が響いたとしています。
またルピア下落、すず鉱の輸出の利幅も落ちたとしています。
15年5月インドネシア貿易商務省ではすずに関する違法採掘による
環境悪化への対策やロイヤルティーの徴収強化などを目的に
規則強化を発表しました。
精錬されたすずインゴットなど3タイプのすずのみ輸出が出来ることに
しました。
錫の3種類の取引に関する規制は2015年度の8月1日から有効となります。
ティマ社では企業の成長を維持するために、病院事業や不動産事業などの
非錫事業への事業多様化を進めるとしています。
同社では売上の非すず事業比率は5%未満ですが、2019年度では50%まで
目指すとしています。
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