シラチャー事情
シラチャーへ市場調査へ行ってきたので備忘録です。
バンセーンとパタヤの間にあるシラチャー郡は
タイ・チョンブリー県の郡(アムプー)の一つ。郡の中心地は小さな町で、
タイ湾に面しており、チョンブリーとパタヤの中間の距離にある。
1990年以前は、漁村であり建物、人口も少なかったが1990年代以降、
周辺工業地帯における日本企業進出により、日本人居住街となり世界でも
有数の日本人街として成長している。
面積 616.4 km2
人口 228,717 人 (2009年)
市内の日本人人口はいろいろとヒアリングしたものの、5,000人を越える日本人が
いると言われている。2012年度はスズキ自動車が工場立ち上げのために
日本人を数多くタイ出張させたために250人~300人のスズキ関連の日本人が
シラチャーへ宿泊。シラチャー市内のサービスアパートメントはほぼ満員・超過となった。
シラチャー市内周辺は、日本人街となっており日本人経済効果により
発展した街である。シラチャーには海側、山側があり、鉄道を越えた
東側への不動産開発が進んでいる。
海側は限られた土地しか無いため、ほぼ開発が不可能な状況であるとのこと。
※結果 海側は1ライ4,000万バーツと言ったバンコク並みの金額へ。
ロビンソンデパート隣接駐車場は1ライ7,000万バーツとも。
陸側は一般的に1ライ400万バーツ。
現状開発業者は地場系の会社のみ。
大手の開発不動産会社ランド&ハウス(LH)、プルックサー(PS)などが
参入出来ていない。
1つは不動産価格が高騰していること、購入対象者が日本人と限られた環境にあること
とのこと。また、あたりを支配している地主・財閥が他からの参入を認めないことも
影響している。ロビンソンデパートはPacificグループが経営。
テスコロータス(Loutus)やBIGCスーパーセンターなども進出していない。
シラチャー市内には、日本人会、日本人学校、幼稚園なども存在する。
●オイスカ・日本語幼稚園 たんぽぽ幼稚園 シラチャ日本人学校 早稲田日本語学校
日本人学校は2009年末に開校。2012年現在で250名程度の生徒数を誇る。
早稲田日本語学校も近隣に建設され、シラチャーの日本語教育も拡充している。
日本人居住者増加に伴い、日本食レストラン、
旅行代理店、ホテル(サービスアパート)、日本人用本屋なども進出している。
●丸亀製麺、ダイソー、やよい軒、FUJIレストラン、8番ラーメン
シンダイバスサービス、産経旅行社、HISトラベル 東京堂書店など。
シラチャーのあるチョンブリ県、その南のラヨーン県には
数多くの工業団地があり、
サハ工業団地、レムチャバン工業団地、
ピントン工業団地、アマタシティー工業団地、イースタンシーボード工業団地 (ラヨーン)、
へマラート・イースタンシーボード工業団地、ボーウィン工業団地などがあり
多数の日本企業が自動車関連、石油化学関連、電機関連などで進出している。
シラチャーの大型商業施設 ロビンソンデパート(ROBINS)
<<交通手段>>
一番の問題は交通手段かと。タイ語が話せないと細かい指示は厳しい。
タクシーはほぼ無い。
移動手段はトュクトュク(3輪タクシー)または
ソンテオ(乗り合いバス)の2種類しかない。
(バイクタクシー:モタサイもあるが一般的に日本人は難しい)
駐在員の奥様は1台の社用車を複数の家族で使い回すと言うことを行っている。
※試しに利用してみると市内短距離は1回50バーツがほとんど。
ソンテオは10バーツから距離に応じてアップしていく。
タクシーが無いため、割高に感じるが他に手段が無いため仕方なく利用する。
交通は南北に道路 国道3号線(スクムウィット通り)が南北に走っていて、
その奥にはタイ国鉄が走っている(1日1本のみ)またさらに東へ進むと
タイの工業団地を結ぶモータウェイ産業道路との陸橋へつながる。
北はチョンブリー方面、バンセーン地区と、南はパタヤー、サッタヒープ郡方面とつながっている。
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