インドネシアのメディア大手企業スリヤ・シトラメディア、第2四半期の売上予測は下向き
インドネシアのメディア大手企業Surya Citra Media
スリヤ・シトラメディア(SCMA)は15年断食月と休暇中に
予想される7月の広告料の増加にもかかわらず、
第2四半期の売上予測は弱いものと判断されています。
同社の上半期の業績は、インドネシア全体の消費動向が控えめになり、
広告収益も反映し消費財企業の広告出稿が減少したとマンディリ
銀行傘下のマンディリ証券アナリストが分析しています。
同社はマルチメディアサービスをインドネシア国内で展開していて、
TV局:無料地上波SCTV局を保有しています。
旧社名はPT Cipta Aneka Selarasでした。
親会社はPT Elang Mahkota Teknologi社になります。
2014年度の業績は売上で4兆557億ルピア、
純利益では1兆4536億ルピアでした。
2015年度の1月~3月期の業績は売上はマイナスの0.8%下落で
9457億ルピア、純利益では3246億ルピアであったと発表しています。
今後の見通しに関しては消費財系企業はTV企業の広告の重要性を
認識していて、引き続きTV出稿を回復させると見ています。
Fast-moving consumer goods(FMCG)日用消費財の広告は同社の
広告売上の60%を占めます。
インドネシアで大きな市場シェアを占めるユニリーバUnilever社や
Procter & Gamble(P&G)などは同社の大きな広告主となっています。
インドネシア証券取引所(IDX)上場のユニリーバ・インドネシア
Unilever Indonesia(UNVR)は同国内で2015年度第1四半期では
7525億ルピア、前年比0.6%減を投じています。
同社の2014年度の業績は売上で34兆5115億ルピア、
純利益では5兆7385億ルピアとなっています。
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