タイのTCCグループ傘下のフレイザー&ニーブがミャンマーブリュワリー株式を売却
タイのビール財閥TCCグループ傘下のフレイザー&ニーブ
Fraser & Neave Ltd(F&N)では、ミャンマー国内の
アルコール飲料大手Myanmar Brewery Ltdの持ち株分株式を
取得時の2倍の価格でミャンマーエコノミックホールディングス
Myanmar Economic Holdings(MEHL)へ売却すると決定しました。
F&N社は、MEHL社へ5億6000万USドルで株式55%を売却します。
F&N 社は今後別の方法でミャンマー市場へのアプローチを目指します。
他にも飲料大手ハイネケン、コカ・コーラなども5000万人を越える
人口規模を誇るミャンマーへの展開を進める計画です。
ミャンマーエコノミックホールディングスは同国軍人系の財閥で、
F&N社と同社は1995年にジョイントベンチャープロジェクトとして
ミャンマー国内にMyanmar Brewery Limited (MBL)を設立しています。
現在はミャンマーのリーディングブランドとしてミャンマービールブランド
の(Myanar Double StrongとAndman Gold)を生産しています。
MEHLは2014年10月、F&N全保有株を買い取る権利を有するとの裁定が
裁判所より下されたと発表して、買い取り額2億4600万米ドルを
提示しました。
その後、仲裁裁判所はこの買い取り額を保留し、第三者による評価を指示。
第三者評価でF&N持ち株価値は5億6000万米ドルと試算されています。
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