タイの政府予算の実施スピードが遅いと指摘される
少なくとも3500億バーツの予算が2015年度内予算で消化される予定で、
タイの国内経済成長率3.2%増が期待されます。
タイの財務省大臣Sommai Phasee氏は、15年度内には大きなネガティブ
要素は起きないと判断しています。
(※タイ政府の会計年度は10月~9月末の12か月間)
2015年度の見通しとして3.0%増で十分良いとしていて、
大きな動きが無ければ3.2%増まで狙えると予測しています。
既におよそ計画予算の2兆5750億バーツのうちの2兆400億バーツ
(79%)は消化され、予算達成率96%を狙うため3500億バーツ分を
事業投資するとしています。
タイ金融庁では2015年度前半は輸出が予想以上に伸びなかったため、
当初成長率を3.7%増から3.0%増へ下方修正しています。
また、財務省ではこれ以上の金利引き下げは効果が無いと判断していて、
自国内だけの問題ではなく、世界全体の不況が関係しているためである
と判断しています。
2015年度後半は干ばつの影響もあり、農産物も価格高騰が予想され、
GDPも増加することを期待しています。
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