インドネシアの大手金融機関であるセントラルアジア銀行、中小金融機関の買収計画を遅らせると発表
インドネシアの大手金融機関であるセントラルアジア銀行
Bank Central Asia(BBCA)ではインドネシア経済低迷の中で、
中小金融機関の買収計画を遅らせると発表しました。
当初15年6月までに買収を発表するとコメントしていました。
一方で同業のタブンガン・ペンシウナン・ナショナル
Bank Tabungan Pensiunan Nasional(BTPN)は生命保険企業の
買収を進める計画です。
BBCAではアメリカの金融政策次第で同国の景気も左右されるとしています。
これまで数年掛けて小規模金融機関、BUKU IまたはBUKU IIカテゴリーの
調査をしています。
BUKU I金融機関とはコア資本1兆ルピア未満で、BUKU II金融機関とは
コア資本1兆~5兆ルピアであるとしています。
BBCAのビジネスポートフォリオは事業データを見ると、その多くは
貿易関連のローンに占められています。
今後はマルチファイナンスから証券までの幅広いレンジでの展開を
検討していました。
バンク・セントラルアジア(BBCA)の2014年度の総資産は
552兆4238億ルピア、純利益では16兆4858億ルピアとなっています。
一方でBTPNでは、同行の幹部Anika Faisal氏はこれまで年金関連、
マイクロファイナンスへ広げ、さらに生命保険事業など進めます。
インドネシアの金融庁にも許認可を得ています。
現在同行はシャリア金融のBTPN Syariah社のみで70%の出資を
しています。
同行の2014年度の業績は総資産で75兆147億ルピアで、
純利益では1兆8530億ルピアでした。
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