タイの水産加工企業の、船舶操業禁止の影響は軽微の見通し
食品関連の各社ではタイ政府による漁業関連企業の操業一時停止処分に
関して、今回の魚介類調達などでは大きな影響は受けないと
判断しています。
日本食チェーン、緑茶大手のオイシ・グループOishi Group
(OISHI)では、影響は軽微で他社からの切り替えによって影響を
軽減する予定です。
これまでもリスク分散のため1社専属での取引を予防していて、
同社はタイビバレッジ社の傘下企業で、ネットワークもあると
しています。
特にタイ人に人気の食品サーモンはノルウェー、中国が輸入先でした。
貝類などはタイ国内から仕入れています。
EU:ヨーロッパ連合からの要請で、違法な状態で操業している船舶は
およそ57,000の漁業船のうち、3,000船舶が新規の法律に抵触すると
しています。
2か月間の猶予期間を経ても零細の漁業関連企業、3000社は
準備出来ませんでした。
一部報道では、魚介類の不足で価格が上昇する可能性もあると
しています。
魚介系企業の多いサムットサコン県では大手企業には影響は軽微で
あるものの、零細企業における漁獲に関して影響が出るとしています。
タイで水産加工大手企業は
●Thai Union Frozen タイユニオンフローズン(TUF)
主要製品 ツナ缶、エビ・魚介類 売上1144億5300万B
純利益 28億5200万B 以外にも
●Asian Seafoods Coldstorageアジアン・シーフード(ASIAN)
主要製品エビ・海鮮物売上94億2700万B、純利益マイナス-1億9800万B
●Seafresh Industryシーフレッシュ(CFRESH)
主要製品 冷凍エビ 売上69億6900万B 純利益 -3億3500万B
●Surapon Foodsスラポンフーズ(SSF)
主要製品 冷凍エビ大手 売上 58億4300万B 純利益 -700万B
●Tropical Canningトロピカルカンニング(TC)
主要製品 魚介類缶詰 売上 39億8800万B
純利益 1億3000万B
●Kiang Huat Sea Gullキアンファットシーグル(CHOTI)
主要製品 冷凍シーフード 売上 32億2000万B 純利益 2100万B
などになります。
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