タイ証券取引所 中小企業株
中小企業の株式がより人気になっています。
取引額とボリュームが増加傾向になっていて、取引株数は2012年1月から+31%増、
10月は+40%の増加です。平均売買額も増加していて+35%増加しています。
一方で個別銘柄の取引額順位11~30位ではマイナス23%下落しています。
31位から50位までの個別銘柄は+11%になっています。
またIPOが増加し、SET50以外の企業が増加したこともあって大企業ではない企業間取引が増えています。
1~10月期での新規IPOによる総時価総額は1260億バーツで近年では2006年以降一番
高い数字となっており、前年同期比+62%増になっています。
特に先月10月は電車内広告・駅不動産賃貸のVGI Global Media (VGI)
T.M.C Industrial (TMC)などが上場し時価総額を押し上げました。
2012年10月末時点のSET総合指数は1,298.87ポイントとなり、
欧州経済、アメリカ経済の不況の影響を受けていますが、年初来+26.7%増と大きく伸びています。
タイ証券取引所の所長Veerathai氏は当面のリスクではアメリカの「財政の崖」問題が
大きなものだろうとしています。
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