タイの銀行業績
タイの商業銀行の第3四半期の業績が出そろい、1~9月期の業績が1347億バーツで
前年同期比+19%出会ったとしています。
しかし事業者向け融資成長率は前年同期比で落ち込んでいます。
Bank of Thailandタイ中央銀行のAnupap Kuvinichkulシニアダイレクターは
タイの各金融機関の平均 自己資本妥当性比率は15.9%で
(ティア1資本の11.9%含む)資本力は十分であるとしています。
2013年度より開始されるバーゼル3への対応も進んでいるとコメント。
今後の経済成長へ向けて、金融機関の体力は十分で脆弱性はないとしています。
ただし、第3四半期の事業融資成長率は第2四半期に比較してわずかに下落しました。
第2四半期では14.2%の増加でしたが 第3四半期では+12.5%の増加でした。
9月末時点で不良債権額は2646億バーツで18億バーツ増加しています。
しかし、総融資額の2.4%でありまだまだ低い水準であるとしています。
BOT総裁のPrasarn Trairatvorakul氏はタイ経済の成長はインフラ整備を中心
に伸びています。
しかしながら今後はそのバランスの舵取りが非常に重要で有り、
ヨーロッパ債務危機問題、中国の経済成長鈍化と行った外部要素と
タイ国内の300バーツ法定賃金上昇、タイのエネルギー政策の再構築などが
課題となるだろうとコメントしました。
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