インドネシア証券取引所（IDX）の上場企業PT Sepatu Bata（BATA）は
靴、シューズブランド「BATA」ブランドで販売展開するスイス系企業です。
BATAブランド靴
売上 5980億ルピア（59億円規模）純利益 　520億ルピア（5億円規模）

今回労働争議などの悪化などから西ジャワ州にあるPurwakarta地区にある工場では
何度か暴動が発生。労働争議問題が大きな問題となっています。
日本の自動車部品メーカーPT Japan Solderless Terminal Indonesiaでは
600万ドルの損害が発生しているとしています。

2012年度は大きな成長が期待されている東南アジアで最大の経済規模を誇る
インドネシアですが労働問題によって企業進出の取りやめや撤退が大きく影響すると
しています。
PT Sepatu Bata社はマレーシアなどへの移転を検討しています。

インドネシア労働者協会Indonesian Employers’ Association (APINDO)会長の
Sofjan Wanandi 氏は地場の1社と外資系5社が既に撤退の方針を決めたとコメント
しています。

インドネシアの経済統計数値を発表しているCentral Statistics Agency (BPS)では
労働者人口の1億1,800万人の35％（4,140万人）が不安定な雇用契約を強いられているとしています。

インドネシアの失業率はこれまで8％台が続いていましたが
ここ数年は6％台に落ち着いており、前回は6.14％と言う数字でした。